昨年、メタバースという概念が爆発的に広まって以来、メタバース・プラットフォームの数は増え続けています。
中国でも世界の潮流に乗り遅れまいと、様々なメタバース・プラットフォームが誕生しています。そこで2022年の中国の注目メタバースを紹介します。
中国でも多くのメタバースは、ソーシャルプラットフォームやゲーム、さらにはNFTプラットフォームとして一般に普及しました。
もちろん、メタバースプラットフォームの質は様々で、質の低いプラットフォームも多数存在します。しかし、大規模イベントを多数開催している希壤や、インタラクティブなソーシャルネットワークの体験を提供し続ける虹宇宙、多くの企業や団体にカンファレンスやコンベンションを提供しているTatameなど、優れた体験を実用化したプラットフォームもあります。
中国のメタバースプラットフォーム
虹宇宙 (Honnverse)
2021年9月、天下秀は、3D仮想惑星(P-LANET)をベースにした仮想生活コミュニティ“虹宇宙”(Honnverse)を発表しました。プレイヤーは3Dアバターをカスタマイズしたり、ほかのプレイヤーと交流することができます。また、Honnverseでは仮想住宅や仮想オブジェクトを所有できます。
“虹宇宙”(Honnverse)は、CLUBパーティー、商業イベントなど、現実世界にあるイベントを仮想世界でも開催することができます。
希壤 (シーラン)
2021年12月、バイドゥは自社のAI開発者会議において、メビウスリングの形をした惑星仮想世界「希壤」を発表しました。 このプラットフォームは、多人数での交流ができる仮想世界をめざし、没入できる仮想空間を提供しています。
ユーザーは自分のアバターを作成し、PC、携帯電話、ウェアラブルデバイスで「希壤」にログインし、会議、ショッピング、交流、展示会などを体験することができます。
VS·work
南京维赛客网络科技有限公司が開発したVS·workのメタバースプラットフォームは、XRに特化した多人数コラボレーションプラットフォームです。
XR 多人数コラボレーションプラットフォームでは、没入型の遠隔会議、教育、トレーニング、オンライン展示会、不動産マーケティング、360度ライブストリーミング、デザインレポート、パーティーなど様々な分野で利用でき、誰もが素早く仮想空間に入り、コミュニケーション、コラボレーションができます。
Soul
2016年に登場したSoulは、興味や趣味をベースにたSNSです。ゲーミフィケーションを駆使したZ世代のソーシャルプラットフォームです。 2021年3月、同社はSoul Appでつながる「ソーシャルメタバース」を発表しました。
Soulのソーシャルメタバースの特徴は、「ソーシャル資産」「アバター」「没入感」「エコシステム」「ダイバーシティ」の5つを提唱しているところです。
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